RAG FAIR基礎知識
RAG FAIRとは、6人の日本人男性からなるボーカルグループ。
アカペラの曲を主体とし、アカペラブームの波に乗ってデビューを果たす。
(メジャーデビューは2001年)
ちなみにポピュラーミュージックにおけるアカペラとは、楽器の伴奏を用いずに
曲を合唱・重唱すること。
デビュー以後、RAG FAIRはアカペラのみに留まらず、楽曲を交えた作品も多数発表している
(あさってはSunday以降)。
アカペラに楽曲を加えることはファンの間でも賛否両論だが、個人的見解では、
「全員が作詞作曲をこなし、それぞれが多様な音楽性を持つ」ことから
音楽業界の流れ如何に関わらず、結果としてこの形にならざるを得なかったと解釈している。
しかし、時期的に考えてもアカペラブームの終焉がある程度の影響を与えた
と考えて良いのではないだろうか。
CD、特にアルバムではその時期の音楽性が顕著に現れている。
この点についてはレビューで追求していきたい。
デビュー直前後は体が楽器という利点を活かし、多数のTVに登場していたので
RAG FAIRと聞いてピンと来ない方も、「アカペラのカバーが上手い人達」として
認識がある模様。
現在もたまに出演しているようだ(当方恐縮ながら未確認)。
グループであるから当然6人揃った場合を「RAG FAIR」と呼ぶのが正しい
気もするが、最近はラジオ、ブログなど個々の活動が目立つ。
以下のメンバー紹介では「RAG FAIR」としての活動に注目しているので
ファンの方への豆知識などはございません。

発表曲やメンバーの略歴について知りたい方にはwikipediaがお勧め。
「RAG FAIRの項」



加藤慶之
RAG FAIRのボーカル。
(以前は公式サイトにハイテナーと記述されていた記憶があるが、現在の表記に従う)
伸びのある高音を武器に、コーラスやバラードのリードボーカルを担当することが
多かったが、アルバム「CIRCLE」付近から幅広い楽曲のリードを担うようになる。
グループ随一の歌好き練習好きとのことだが、ライブの後半ではリードながらいささか
影が薄くなる公演もあった。喉が弱いのかスタミナ不足なのか、今後の研鑽に期待。
作詞作曲を手がけたものは得意の高音を生かした甘いバラード。本当に直球なので
好みが分かれるかも知れない。奥村氏作詞の作品も加藤氏によるリードが多い。
カバー曲は洋楽どんと来い!という印象。RAG FAIR随一の発音上手とのことなのだが、
私は英語をさっぱり聞き取れないため凄さが分からず申し訳ない。上手いとは思うが・・・
番組で女性ボーカルの曲もいくつかカバーしていた音階の広さは流石。



引地洋輔
RAG FAIRのリーダーでありメインアレンジストでもあるボーカル。
(上記と同じくバリトンと記述されていたはずだが、現在の表記に従う)
コーラス、リード共にあまり癖のない歌い方でこなすが、自分の作詞作曲となると
引地節が全開となり、大いに好みが分かれるだろう。ちなみに私は好きな曲の方が多い。
初期はグループ内でキングオブ失恋ソンガーだったが、最近の作品は幅をもたせている。
とはいえ、引地氏作品の根底にある時間の儚さ、尊さは変わっていないと思われる。
また、彼はRAG FAIRにおけるコーラスアレンジを多数手がけている模様。アカペラを
活かしたライブでのアレンジは絶妙だったり微妙だったり。どこまでが引地氏の作品か
分からないのでコメントが難しいが、ばっちり書いてあった曲は最高でした。
ライブでは最後まで安定した音量、音感。難を言うならコーラスが目立ちすぎるほど
しっかり歌いすぎてバランスが崩れることだろうか。



荒井健一
 RAG FAIRのボーカル。
(これまた上記のようにテナーと記述されていた気がするが、現在の表記に従う)
リード曲こそ少ないものの、難しいパートも安定してこなす職人。リードは力のある高音。
あまりにコーラスがはまりすぎて聞き取れないこともある。そうです自分音感皆無です。
リードが少ないこともあり声が目立つな、と感じるのは主にライブ。それとTV収録だろうか。
声の種類としては若干掠れて癖のある方だとは思うのだが、他のメンバーや曲目がそれを
包んでいる。なのでライブ等バランスが崩れる場合だと途端に目立つ。いいのか悪いのか。
作曲をてがけたものも含め、いくつか全部リードの曲があるがとにかく勿体無い。
あの声から感じるパワーをもっと活かせる曲があるはずだ!とカバーでリードを取る荒井氏の
歌声でしみじみ思う。主に洋楽曲でリードという場面に遭遇するが、彼のいいとこ取りかと
思わせるほどしっくりくる。ぜひRAG FAIRオリジナルでやって欲しいので今後の作品に期待。



土屋礼央
 RAG FAIRのボーカル。
(上記よりテナーと記述されていた上、MC担当でもあったが現在の表記に従う)
初期は作詞作曲にリードとまさにRAG FAIRの核だった。現在もリードを担当する曲は多い。
独特の世界観を軽快なリズムに乗せる作詞作曲ぶりは見事。が、時折見せる音程の甘さが難点。
1発勝負のライブならまだしも(それもどうかと思うが)生ではない収録番組で歌うときまで、
音感皆無の自分が気付くほど見事に外す。たまになんですけど!本当にたまにです・・・
乗っているときやCDは本当に泣けるくらい素晴らしいので、落差をぜひ埋めて欲しい。
コーラスでは目立った印象がない。本人の言う通り1番簡単なパートを貰っているからだろうか。
RAG FAIR=エンターテイナーという図式を確立させるべく、ライブの構成などに携わっている。
私の感覚ではファンを楽しませるエンターテイナーではあるが、残念ながら初めてRAG FAIRに
触れた人も巻き込むような大きさではない。これは土屋氏に限らずの問題なのでレビューで触れる。



奥村政佳
 RAG FAIRのボーカル パーカッション。
(ボイスパーカッションでは?と思ったのだが公式サイトの表記に従う。&なのだろうか)
ボイスパーカッション(通称ボイパ)を日本で有名にした立役者の1人だと思われる。
そのためか初期の作品はボイパを強く意識してアレンジされたものも多く、奥村氏も
TV番組ではRAG FAIRというより「ボイパの人」だった。技術的なことは分かりかねるが
アレンジがボイパ寄りではない現在も、曲の中で十二分な存在感を持っている。
作詞作曲もこなすが、聞く側の想像力に任せた感のある作品が多く、好みは分かれるだろう。
その他、CDジャケットの写真やライブで販売するグッズや衣装にも携わっている模様。
その多彩な感性を活かして交友を広めたため、アルバム「CIRCLE」は楽曲の提供者も
多くなったとも言われる。ライブで披露される生ボイパは力強くかつ華やかで圧巻。



加納孝政
 RAG FAIRのベース ボーカル。
(公式サイトの表記はベースボーカルなのかベース&ボーカルなのか微妙なところ)
パート柄「縁の下の力持ち」といった感じだが、実際この6人でRAG FAIRという形を維持する
為には欠かせない存在かと思われる。曲の中では安定感のあるベースで支え、MCでは
テンションが上がりすぎたメンバーをさりげなく抑えるバランサーと言ってもいい。
作詞は今のところ1曲のみなので、これだけで判断していいものか悩みつつコメント
するならば、良くも悪くもありきたり。だがこの「ありきたり」な感覚はRAG FAIRの中で
逆に新鮮な感じを受けた。今後の作品にも期待を持ちたいところ。
RAG FAIRの作品やカバーで何曲かリードを取っている。私の耳では声に特筆すべき個性は
見受けられず、これでこそベースなのだろうかと悩むところ。奥村氏同様技術面がさっぱり
分からないので何とも言い難い。余談だが個性がある=いい声と思ってはいないので悪しからず。