この親にして・・・上

遥架たちのアリスが発覚して2ヶ月。
その時は
夏人7歳
遥架・裕歩6歳
架為斗5歳
であり、すぐに学園に呼ばれた。

しかし蜜柑たちのいたころとは違い、許可をとれば里帰りも許されていた。

なのでわりと別れは悲しくなかった。・・・・多分。


「うわ〜!!ハルたちが学園行きやなんて〜!!!信じたくない〜!!!」

蜜柑は流架に抱きついて泣いていた。

「「「「母さん・・・」」」

「佐倉、そんな永遠の別れじゃないんだし・・・」

「休暇とりゃ帰ってこれるんだろ」

「そうだよ!だから母さん泣かないで!!ねっ?」

「はるかぁ〜」

蜜柑は涙目で今度は小さな娘に抱きつく。

娘に嫉妬を覚える父親数名(←?)

「母さん!!重いって」

「・・・?あぁごめん。でも〜!!」

「みっともないわよ蜜柑。第一、静かになっていいじゃない。
ところで裕歩、あっちにいったらホワロン送りなさいね」

「ん、分かった」

「あとこれ餞別」
蛍が何か大きなものを引っ張ってきた。

「何これ?」

「タイムマシンよ」

「何に使うの?」

「あ〜、まぁどっかのバカが何か言い出すかもしれないし持ってときなさい」

「・・・?分かった」

「蛍さんに裕歩何はなしてるの?」

泣く蜜柑を棗&流架に奪還され預けた遥架は不思議そうにたずねた。

「何々〜?また蛍さんの発明品〜?見して」

「また危険なものだったり・・・」

「何よナツ。私が何時危険なものなんて作った?」

蛍が心外そうに言った。

((((何時も作ってるって・・・))))

棗、流架、夏人、架為斗は思ったがあえて口にはしなかった。

後が怖い。

「とにかくみんなさっさと行ってきなさい」

「うん!!じゃあ母さんたち、行ってきます!!」

「「「行って来ます」」」


こうして乃木家+飛田家の子供たちは学園へと期待に胸を膨らませ(?)出かけていった。




「蛍、棗ルカぴょん」

遥架たちが行った後、悲しみに打ちひしがれていた蜜柑立ち上がり言った。

「「「何?」」」

思ったより早い復活に3人とも微かに首をかしげた。

「ウチ、やっぱり我慢無理や。ハルたちを追う!!」

「「「何言って(るのよ・んだ・るわけ?)」」」

「だって〜ハルたちと会えんの嫌やー!!」

「バカ。あんた自分の子相手に15年前(当時10歳)を繰り返すつもり・・・?
東京はバカだと生きて行けないのよ?分かってる?アンタ引っ掛かりかけたんだから!!」

蛍の口調には僅かに怒りがこもっている。

「でもそれで俺たち佐倉に会えたし・・・」

「一生無効化なんてバレなかったろうしな」

「それならそれで良かったわよ。私が蜜柑をどうにかするって手もあったんだから」

「「どうした気だよ」」

「私の辞書に不可能なんて無いもの・・・」

「蛍何言うてんの?・・・とにかくっ!!ウチはハルたちを追う!!」

「「「だから無理だって!!」」」

「〜〜〜〜(泣)」

泣く蜜柑。理性飛びかけの匿名2人。

ここで蜜柑が取り押さえられたのはもちろんのこと・・・



そして遥架たち・・・


Inお迎えリムジン



「どんなところかなぁ?」

遥架はうれしそうに蜜柑から貰った弁当を食べながら言った。

「さぁな、聞いた話じゃひどかったらしいけど」

夏人も弁当をつまみながら言う。

「でも結構楽しそうやなかった?」

「そうよね、なんだか儲かりそうだし」

架為斗と裕歩もウインナー(たこ型)を食べながら言う。

「裕歩・・・儲かるってあんたなぁ」

「とにかく、もう着くらしいぞ」

「え?!はやっ!!今出発したばっかりや・・・?」

「仕方ないでしょう?これ以上は長いんだから。作者(匿名M)だから長くなればなりつづけるんだから」

「「「それは仕方ないな(納得)」」」

「乃木様、飛田様、到着致しました」

ドアが開き、テレビでしか見ないような赤絨毯が敷かれた。

「なんでこんなに待遇がいいんだよ・・?」

「いいじゃない別に。行きましょ」

裕歩は躊躇いもせず高級そうな絨毯の上をどかどかと歩いていく・・・

「そうやな!!俺もいーこお!!」

架為斗もそれに続き絨毯に(わざと)あしあとを残していく。

「あいつ等・・・・」

「汚しちゃっていいのかな・・・?」

夏人はため息をつき、遥架は絨毯を触り、質を見ていた。

「高級だよねぇ・・・これ」

「ハル・・見るとこ違うだろ・・・まぁいい、行くか」

「あー、ナツ待ってー」

こうして遥架たち一行は学園へと向かって行った。

・・・あの4人衆の2代目が今ここに集った・・・・





「はーい皆さん!初等部A組に今日は転入生が来ますよー」

「おいナルーもう年なんだからそんなカッコやめろよなー!!」

「母さんに聞いたけどさー、ナルって15年前には学園で教師やってたんだろー?母さんが受け持たれたって聞いたぞー?」

「私もパパのいたころはB組受け持ってたらしいよ」


世辞にも若いとは言えないのに以前と寸分変わらぬ教師・・・・鳴海はまだ教師をやっていた。
しかも何故か今A組の担任。

「みんな酷いよー・・・(泣)君たちのおとーさんおかーさんは何を教えてるのかなー・・?」

「「「「事実(だろ・じゃない)」」」」

「みんなこういう時ばっかり息がそろってるよねぇ・・・」

嘆く鳴海。








「私たちの紹介って無いんですか?(怒)」



裕歩が半ばキレ気味で言う。手には蛍からの餞別、『バカン砲SP』を持っている。

「ああぁ・・・飛田さん、待って、ね?しょ、紹介するから!!その親譲りな凶器を下ろして!!」

「正確には『バカン砲SP』。『バカン砲』の改良型よ」

「説明どうも・・・(どうして今井さんに似たのー?!委員長何やってたのー!!??:泣)」


(僕にもわかりませんよぅ・・・:泣 by委員長)


「で、俺たちどうすればええんや?」

「さっさと進めるなら進めてくれ」

「裕歩もバカン砲SPしまって!」

「ちっ・・・仕方無いわね」

「では一人ずつ自己紹介を・・・」

「飛田裕歩。AB型の11月13日生まれ・・・6歳。好きな言葉は『商売繁盛』。
アリスは遠目遠耳」

(商売繁盛・・・間違いなく今井さんの血を濃く受け継いでるね・・・・)
鳴海が涙を流しながら思ったことを知るのは心読みアリスの持ち主くらい・・・だろう。

「乃木夏人。B型4月2日生まれ。7歳。好きな言葉は・・・『唯我独尊』。
アリスは影使い・・・」

(((きゃー!!かっこいいー!!)))

(この子も・・・秘密だっけ?棗君似だね・・・・てか唯我独尊って・・・)

一瞬にしてファンクラブも設立され、親に似たことがよくわかる。

「乃木遥架です。O型の3月29日生まれで、今は6歳です!!好きな言葉は・・・・思いつかないけど・・・よろしくね。
アリスは浮遊です」

(蜜柑ちゃんに似てる感じもするけど・・・テンション高めの流架君かな・・・・?)

「乃木架為斗O型8月3日生まれ!!今は5歳で好きな言葉は『異口同音』!!意味は知らんけど!!
ま、とにかくそういうことや!!みんなよろしゅうな!!
アリスは増幅!!」

(あ、この子は蜜柑ちゃんだな・・・でもなんでこの子だけ関西弁・・・?)

「乃木・・・って裕歩ちゃん以外は兄妹なのー?」


生徒の一人が言い、他も同意する。

「いい質問だねー。そうだよ遥架ちゃんたちは兄妹だよー☆ね、みんな?」

「(うん!!・そうだよー・そう・・・・)」


「架為斗君は分かるけど遥架ちゃんと夏人君はどうして同い年なの?」

「それはまぁいろいろ・・・あって・・・ね?」

「「そういうこと」」

遥架が同意を求めると夏人、架為斗も頷く。

「蜜柑ちゃんも大変だったね・・・・」

「鳴海せんせ今なんか言わんかった?」

架為斗が耳ざとく(?)言った。

「蜜柑がどうとか・・・って」

「君たち耳いいね・・・」

「アンタバカ?カイはともかく私のアリスなんだと思ってんのよ?」

「そうでした・・・・と、とにかく!!遥架ちゃんたちはこれから星階級も決まります!
みんな仲良くね!!じゃぁ僕は用事があるからこれで!一時間目の国語は自習!」


この4人、星階級は何が振り分けられるのでしょうか・・・・

(次回のちょっとネタバレ)
遥架って中身は蜜柑似・・・