2007/11/30 金
カーペット片や靴発見…坂出3遺体遺棄現場近く
遺影の前で姉妹の思い出を語る山下清さん(29日午後6時51分、香川県坂出市で)=枡田直也撮影◆3人ほぼ即死
香川県坂出市のパート従業員三浦啓子さん(58)と、孫の山下茜(あかね)ちゃん(5)、彩菜(あやな)ちゃん(3)姉妹の遺体が見つかった事件で、三浦さん方から持ち去られたL字形に切り取られたカーペットと、三浦さんの靴が3人の遺体の遺棄現場近くで見つかった。カーペット片には大量の血痕が付着しており、県警捜査本部(坂出署)は死体遺棄容疑で逮捕した無職川崎政則容疑者(61)が証拠隠滅を図るために切り取ったとみている。また司法解剖の結果、3人の死因は心臓周辺を刺されたことによる失血死で、ほぼ即死状態だったことも判明した。
調べでは、カーぺット片と靴は、川崎容疑者の供述通り、坂出港岸壁沿いの資材置き場の遺体発見現場から約5メートル離れた場所に穴が掘られ、埋められていた。血が付いたタオルも一緒にあり、遺体の血をふき取る際に使ったとみられる。別の場所からは3人の衣服も見つかった。
一方、司法解剖では3人全員に遺体の胸を中心に複数の傷があったが、目立った防御創がないこともわかった。
県警は29日午後、川崎容疑者が事件後、移り住んでいた高松市国分寺町の短期賃貸マンションを捜索、金銭の貸借関係の書類などを押収した。動機について、「三浦さんとの金銭トラブルによる恨み」などと供述しており、書類を分析する。
川崎容疑者とこの日、接見した弁護士によると、川崎容疑者は「3人に悪いことをした」と、反省の言葉を述べているという。
一方、3人の通夜が29日、坂出市内の葬儀場で営まれた。姉妹が通っていた保育園の保育士や三浦さんの同僚らが参列、会場は改めて深い悲しみに包まれた。
ピンクや白色などの花で飾られた祭壇には、ほほ笑む茜ちゃん、彩菜ちゃんの遺影が飾られ、参列者は祭壇に向かってそっと手を合わせた。
近くに住む男性は「こんなかわいい子どもたちが事件に巻き込まれてかわいそう。遺影を正視できなかった」と話していた。
(2007年11月30日 読売新聞)
坂出3人不明事件 > 読売 | - | - | pagetop↑