坂出3人殺害、遺族が介護資格…「人の助けに」

坂出3人殺害、遺族が介護資格…「人の助けに」介護ヘルパー2級の資格を取得した山下清さん。妻の佐智子さんとの会話も弾むようになった(香川県坂出市の自宅で)

 香川県坂出市で2007年11月、幼い姉妹とその祖母が殺害された事件の遺族の山下清さん(45)が、ホームヘルパー2級の資格を取得した。

 自身も深い心の傷が癒えないが、事件のショックで体調がすぐれない妻、佐智子さん(36)を支えたいのと、事件直後、多くの人に支えてもらった恩返しをしたい思いから奮起。資格を生かして、「困っている人の助けになりたい」と介護タクシーの乗務員を目指すという。

 事件では、山下さんの長女、茜(あかね)ちゃん(当時5歳)、次女の彩菜(あやな)ちゃん(同3歳)、義母の三浦啓子さん(同58歳)が犠牲になった。山下さんはトラック運転手を10年以上務めたが、三女出産後から体調が思わしくない佐智子さんのため、07年夏に仕事を辞め、家族の身の回りの世話をしている。
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坂出の3人殺害、1審死刑判決支持…高松高裁

 香川県坂出市で2007年11月、パート従業員三浦啓子さん(当時58歳)と孫の山下茜(あかね)ちゃん(同5歳)、彩菜(あやな)ちゃん(同3歳)姉妹が殺害された事件で、殺人、死体遺棄罪などに問われ、1審・高松地裁で死刑判決を受けた三浦さんの義弟、無職川崎政則被告(63)の控訴審判決が14日、高松高裁であった。

 柴田秀樹裁判長は「犯行当時、被告に完全責任能力があった。何ら関係のない幼児2人を殺害していることを考えると刑事責任は重大」と1審判決を支持、被告側の控訴を棄却した。弁護側は上告した。

 弁護側は控訴審で、「被告は犯行時、三浦さんが財産を横取りしようとしていると思いこむ妄想性障害になっていた」と主張、再度の精神鑑定実施を求めたが、柴田裁判長は「1審の検察、弁護側双方の鑑定の信用性は高く、被告の行動制御能力が著しく減退していたとは言えない」と退けた。

 判決によると、川崎被告は病死した妻が三浦さんの借金を肩代わりさせられたと思って恨み、07年11月16日未明に三浦さん宅に侵入、三浦さんと、泊まりに来ていた孫の2人を包丁で刺殺、3人の遺体を坂出港近くの資材置き場に遺棄した。

(2009年10月14日12時39分 読売新聞)
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香川・坂出の祖母と孫姉妹殺害、川崎政則被告に死刑判決

 香川県坂出市で2007年11月、パート従業員三浦啓子さん(当時58歳)と、孫の山下茜(あかね)ちゃん(同5歳)、彩菜(あやな)ちゃん(同3歳)姉妹が殺害された事件で、殺人、死体遺棄罪などに問われた三浦さんの妹の夫、無職川崎政則被告(63)の判決が16日、高松地裁であった。

 菊池則明裁判長は「泣き叫ぶ孫姉妹を躊躇(ちゅうちょ)なく殺害しており、人間性のかけらもない」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は量刑不当として、即日控訴した。

 川崎被告の刑事責任能力について、菊池裁判長は「犯行を隠蔽(いんぺい)するため、(3人の)失踪(しっそう)を装うなど完全責任能力を有していたと認められる」と指摘した。

 弁護側は「被告は知的能力が低いことなどから、犯行時は心神耗弱状態だった」と主張していた。
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坂出3人殺害公判、読み上げられた幼い被害姉妹の母の手記

 香川県坂出市林田町で2007年11月、パート従業員三浦啓子さん(当時58歳)と孫の山下茜ちゃん(同5歳)、彩菜ちゃん(同3歳)姉妹を殺害したとされ、殺人、死体遺棄罪などに問われている無職川崎政則被告(63)の11日の集中審理で、高松地裁の菊池則明裁判長は、殺害された姉妹の母、山下佐智子さん(35)の手紙を読み上げた。

 手紙には、事件によって今も続く家族の苦しみ、川崎政則被告への怒りがつづられている。

          ◇

 裁判長、裁判官の皆様お手紙で申し訳ございません

 初めに事件当日からお話しします

 平成19年11月16日、今でもハッキリ記憶に残っています。
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坂出の祖母と孫2人殺害・川崎被告に死刑求刑…高松地裁

 香川県坂出市で2007年11月、パート従業員三浦啓子さん(当時58歳)と、孫の姉妹が刺殺された事件で、殺人、死体遺棄罪などに問われた三浦さんの妹の夫、無職川崎政則被告(63)の論告求刑公判が12日、高松地裁(菊池則明裁判長)であった。

 検察側は「殺害方法は残虐、執拗(しつよう)で卑劣極まりない。遺族の悲しみは深く、極刑を希望している」として死刑を求刑した。弁護側は最終弁論で「犯行時は心神耗弱状態で、無期懲役が相当」と主張、結審した。判決は16日。

 論告で検察側は、最大の争点となった責任能力について、精神鑑定の結果を踏まえ、「周到に準備し、犯行後、証拠隠滅工作をするなど冷静な精神状態。完全な責任能力があるのは明らか」と指摘した。

 これに対し、弁護側は「被告は知的能力が低く、悪いこととわかっていても犯行を思いとどまることが著しく困難だった。姉妹は半ば偶発的に殺してしまった」などとした。

 起訴状では、川崎被告は07年11月16日午前3時45分頃、三浦さん方に侵入し、ベッドで寝ていた三浦さんと、泊まりに来ていた孫の山下茜(あかね)ちゃん(同5歳)、彩菜(あやな)ちゃん(同3歳)を包丁で刺殺。遺体を坂出港近くの資材置き場に遺棄した、としている。

(2009年3月12日15時06分 読売新聞)
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坂出3人殺害 被告の精神鑑定へ 起訴事実認める

坂出3人殺害 被告の精神鑑定へ 起訴事実認める高松地裁に入る川崎政則被告を乗せたとみられる車=高松市丸の内で2008年7月17日午前9時25分、小川昌宏撮影

 香川県坂出市で昨年11月、祖母と孫娘2人の計3人が殺害された事件で、殺人や死体遺棄罪などに問われた親類の無職、川崎政則被告(62)の初公判が17日、高松地裁(菊池則明裁判長)であった。川崎被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。弁護側が請求した川崎被告の精神鑑定が認められ、今後は刑事責任能力が争点となる。

 裁判では争点などを絞り込んで審理の迅速化を図る公判前整理手続きが3回開かれ、検察、弁護側とも事実関係に争いがないことを確認した。一方、刑事責任能力については、弁護側が「接見で話がかみ合わないこともある」などとして精神鑑定を求めたのに対し、検察側は簡易鑑定結果から、責任能力はあるとしていた。

 初公判では川崎被告に名前などを尋ねる人定質問後、検察側による起訴状の朗読と、被告による起訴事実の認否だけがあり、検察、弁護側双方の冒頭陳述は無かった。
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返り血防ぐかっぱ・目出し帽・軍手 坂出事件容疑者準備

 香川県坂出市で昨年11月、義姉とその孫2人を殺害し、遺体を埋めたとして9日、殺人、死体遺棄などの罪で起訴された川崎政則容疑者(61)による用意周到な犯行の詳細が、県警の調べでわかった。返り血を防ぐために雨がっぱを着用したうえ、目出し帽をかぶり、凶行に及んで軍手に血がにじむと、用意していた別の軍手に取りかえたとされる。3人が失跡したように装うために自転車を持ち去るなど、一連の偽装工作や証拠隠滅について、同容疑者は「自分でもよく思いついた」と供述しているという。

 調べでは、川崎容疑者は事前に凶器の洋包丁のほか、複数のビニール製シートやひもを準備。事件当日は、目出し帽に雨がっぱを着て、三浦啓子さん(当時58)宅に無施錠の玄関から侵入し、和室のベッドで一緒に寝ていた三浦さんと孫の姉妹を殺害したとされる。

 この際、軍手は複数用意し、ビニール製手袋の上に重ねて着用したが、三浦さんを刺した後、血が付着した軍手をはめ替えていた。さらに、シートで遺体を包んで車に運び込み、証拠隠滅のため、室内の血痕をタオルなどでふき取って浴室で洗ったほか、玄関先をほうきで掃いたという。
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しがみつかれて姉妹刺す…坂出事件、川崎容疑者起訴

 香川県坂出市のパート従業員三浦啓子さん(58)と、孫の山下茜(あかね)ちゃん(5)、彩菜(あやな)ちゃん(3)姉妹が昨年11月、殺害された事件で、高松地検は9日、三浦さんの妹の夫で、無職川崎政則容疑者(61)を殺人、死体遺棄などの罪で起訴した。調べに対し、川崎容疑者は、妻が借金を肩代わりしていたことで三浦さんへの憎悪を募らせ、「(病死した)妻の遺骨を寺に預け、親族への香典返しを終えた昨年10月から殺害を計画した」と供述。地検は、犯行後の偽装工作や昨年末行った簡易精神鑑定の結果から、刑事責任能力はあると判断した。

 起訴状などによると、川崎容疑者は昨年10月中旬、勤めていた同市のパン製造工場に退職を申し出、市内の量販店で、三浦さんの遺体を包むためのビニール製シートなどを購入した。

 11月16日午前3時45分ごろ、三浦さん方近くの堤防道路にワゴン車を止め、無施錠だった玄関から侵入。ベッドで寝ていた三浦さんの首を絞めた。抵抗され、床に落ちたところを、持ってきた包丁で胸などを何回も刺した。騒ぎに気づき、足元にしがみついてきた姉妹の胸なども繰り返し刺し、いずれも失血死させた。
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姉妹は「足元にきて邪魔なので刺した」坂出事件容疑者

 香川県坂出市で昨年11月、パート従業員三浦啓子さん(当時58)と孫の姉妹が遺体で見つかった事件で、殺人と死体遺棄の疑いで逮捕された三浦さんの義弟、川崎政則容疑者(61)=高松市=が県警の坂出署捜査本部の調べに、姉妹の殺害について「足元に寄ってきて邪魔だったので刺した」と供述していることがわかった。県警は、一緒に寝ていた三浦さんが同容疑者に刺されたのに幼い姉妹が気づき、ベッドから起き上がって騒いだために刺殺されたとみている。高松地検は9日、同容疑者を殺人、死体遺棄、銃刀法違反などの罪で高松地裁に起訴した。

 起訴状によると、川崎容疑者は11月16日午前3時45分ごろ、三浦さん宅に侵入し、和室で寝ていた三浦さんの首を絞めようとしたが、抵抗されたため、持参していた洋包丁(刃渡り17センチ)で胸などを何度も刺して殺害。隣に住む山下清さん(43)の長女茜(あかね)ちゃん(当時5)と次女彩菜(あやな)ちゃん(同3)についても、胸などを複数回刺して失血死させ、遺体を約2キロ離れた坂出港近くの資材置き場に運んで、同18日までに自ら掘った穴の中に埋めたとされる。

 捜査本部の調べでは、姉妹はたまたま三浦さん宅に泊まりに来ていて被害に遭った。同容疑者の犯行を知って起き上がり、混乱しているところを刺された可能性もあるとみて、当時の状況を詳しく調べる。3人が就寝中ではなく、ベッドから離れた場所で刺殺されたため、床に多量の血痕が付着したとみられる。
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坂出事件の川崎容疑者を起訴-殺人罪など

 昨年11月、香川県坂出市林田町、無職山下清さん(43)の長女茜ちゃん(5つ)と二女彩菜ちゃん(3つ)、姉妹の祖母で隣に住むパート従業員三浦啓子さん(58)が殺害され、坂出港付近で遺体で見つかった事件で、高松地検は9日、殺人と死体遺棄、住居侵入、銃刀法違反の罪で、三浦さんの義弟で高松市国分寺町国分、無職川崎政則容疑者(61)を起訴した。

 これまでの調べに川崎被告は犯行を認め、動機について「妻(故人)が姉の三浦さんに金をせびられたり、借金の保証人にさせられていた」「(妻が亡くなり)三浦家の遺産をとられると思い、許せなかった」などと説明。幼い姉妹を巻き添えにした理由については「騒がれたので殺した」などと供述している。

 起訴状などによると、川崎被告は昨年11月16日午前3時45分ごろ、無施錠だった玄関から三浦さん宅に侵入。ベッドで寝ていた三浦さんの首を両手で絞めようとしたが、抵抗されたため持参した洋包丁(刃渡り約17センチ)で胸などを複数回刺し殺害した。たまたま泊まりに来ていた茜ちゃんと彩菜ちゃんについても刺殺した。
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