今週は昼休み=放課後だったんだ。
どちらにしても今週中に部活か委員会に入ってないと退学らしいので大半の生徒はお食事中なわけだ。
与一と椿さんと一緒に食堂へ向かう…偶然というか、必然というか与一が雪菜さんの姿を見つけ、2年生の4人組と一緒に食事する事に。
「いやー、自分で作らなくていいって何か嬉しいです」
ちょっと皮肉を言ってみた。
ニッコリと微笑みながら雪菜さんが、
「そう、じゃあその分今日の夕飯は期待してるわ」
あっさりと返された。
何か逆効果だったな…
与一以外はクスクスと笑っている。与一は今の会話が理解できてないようだ、さすが馬鹿。さすがアホ面。
花と楸さんはクラスの女子と仲良くお食事。
他の部員がこうして集まってるわけだが不思議と違和感がない。
向かいに座ってる誠さんと、
「今日はバスケ行かないんですね」
「さすがに毎日行くわけじゃないからね」
至って普通の会話だ。
多分誠さんが一番普通なんだろうな…ちょっと細かいけど。
可哀相に与一は葵さんと椿さんに挟まれてビクビクしながら食事中だ。
お前が雪菜さん見つけたのが原因だからな…
何か部員の位置関係とか目で追うというか観察するのが当たり前になってしまってるな。
まあ、のんびりと昼食を終え、これまたのんびりと部室へ向かう一行。
花と楸さんはフェンス前でじゃれあっている…実に微笑ましい。
お?こっちに気付いた…手を振ってるな、誰にだろう?
近付いてみると「もう、無視しないでよ!」と僕に御立腹の花。
「あ、僕にだったんだ」とすっ呆けてみる。
「楸ちゃーん、私の愛は通じなかったよ〜」
泣き真似をしながらまたも楸さんに抱きつく花に対し楸さんはオロオロしながら僕と花を見比べる。
何かその様子が可愛かったり…セクハラ?
「楸さんが困ってるからその辺にしとけ」
「はーい」
何かノリについて来れないのか楸さんはさらにオロオロする…
「今のは花の演技だったから気にしない方がいいよ」と教えておいた。
「そうなんだぁ…」と胸を撫で下ろしながらホッっと息を吐く楸さん。なかなかに天然らしい。
雪菜さんがニコニコしながらこっちを見ている…その笑顔にはどんな意味が…?
まあ、何かよくわからないまま部室に行くと「今日は用事があるから早めに買出し行きましょう」
出かける気満々の雪菜さん。
何かよくわからんけど、僕・雪菜さん・茜さん・誠さんの4人で出かける事になった。
与一が「俺も!俺も!」と言っていたが葵さんに「一緒にお留守番してましょうね」みたいな事を言われ黙って頷いていた。
今回は誰一人着替えず皆制服だ。
なのにまたも「あらあら」と見知らぬ(3度目の遭遇だが)おばさんに言われ何故か恐縮してしまう僕。
前を歩くのは雪菜さんと茜さん、その後ろを僕と誠さんがついていくという形で駅の方へ歩き出した。
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