バスケをしていたメンバーは多少疲れた様子でごろ寝してたり。
僕が平気なのはほとんど何もしてなかったから。
誠さんが「いい天気だね〜」と言いながらどこで入手したのか缶ジュース飲んでますね。
何故か座椅子を6個ベランダに向けて並べて誠さん・茜さん・花・楸さん・椿さん・与一の順で並んで日向ぼっこ。羨ましい…
因みに与一は葵さんの攻撃で失神中。椿さんが支えてるのが微笑ましい。
依然と雪菜さんと葵さんはのんびりお茶してるし。
僕はというと、そんな優雅な雰囲気とは裏腹に、雪菜さんの「ケーキでも食べたいわね」の一言に皆が賛同し、何故か1人でキッチンに立つ事に。
因みにケーキなんか作った事ない。普通はないでしょ。
雪菜さんに手渡された「ケーキ作りの基本100」とかいうタイトルの本を見ながら比較的外見を気にしなくてよさそうなレアチーズケーキを製作中。
紅茶にも合うだろうという結論で雪菜さんと葵さんから了承を得た。
ケーキ作りながら何となく部員観察してみる。
葵さんは…何かもう猫みたいな?雪菜さんに頭撫でられて嬉しそうに目を細めてるし。凄い眠そう。
日向ぼっこしてる6人は後姿なので観察も糞もなく部員観察終了。
何かよくわかんないけどそれらしき物ができた時には大半の人が寝てた。
雪菜さんはノートパソコンで何かやってるし、誠さんは日向ぼっこしながら本読んで…寝てらぁ、茜さん以下日向ぼっこ組はほとんど寝てるし…椿さんだけ起きてるな。
とりあえず2人ならカウンター席でいいかなと雪菜さんと椿さんに味見を頼んでみた。椿さんにもたれかかってた与一は爆睡中だ。
キッチン側から皿に乗せたチーズケーキをカウンターに置き、いつの間にかシンクに沈められてた紅茶セットを洗って紅茶を淹れる。
何か喫茶店の店長にでもなった気分だ。お客さんは美少年と知的眼鏡っ子…デート?
今気付いたんだけど、椿さんって男子の制服着てもしゃべり方変わらないらしい、変わる楸さんの方がおかしいのかな?
何か半透明くらいのジャムあたりがあれば完璧だと合格点をもらえた僕のレアチーズケーキ、そういうジャムはないから買出しの時にでも買っとこうと話がついた。
最近毎日買出し行ってる気がする。
僕だけ工作部じゃなくて料理研究部にでも入った気持ちだ、そんな部なかったけど。
お茶しながら楽しそうに談笑する雪菜さんと椿さん。何か僕いらないみたいなので雪菜さんが座ってた座椅子に座ってダラダラしていた。
んーむ、工作部に入れられてから何気に忙しかったからこうのんびりするのが懐かしい。
雪菜さんが部長なわけだし、その内とんでもない事をさせられるだろうと考え英気を養う事にした。
目の前で卓袱台に突っ伏してる葵さんは…猫だ、もう猫にしか例えられない。寝言で「にゃ〜」とか言ってるし。
普段は与一に見えないモーションで物を投げつけているけど、大人しくしてれば撫でたくなったりする…(先輩に対して失礼だけど)
不意に目が覚めた葵さんと思いっきり目があってしまった…動物と目あわせるのって縁起悪いんだっけ?…じゃなくて、何か「何見てるんですか?」とか怒られるかと思いきや、笑顔で「おはようございます」と言われ和んでしまった。
まあ、おはようなのは葵さんだけなんだけどね。
「あ、おはようございます」と返し、レアチーズケーキありますよと伝えると目を輝かせて取りに行った。
雪菜さんと椿さんが2切れずつくらい食べてたけど、無駄に多く作ってたので問題なし。
カウンター席は3つあるけど、カウンター自体が狭いのでこちら(卓袱台)に3人とも来てしまった。
いやね、別に3人が来たのが嫌なんじゃないけど、何となく1人でのんびりしたかったりとか…うん、無理みたい。
折角なので、作っておいて自分で食べてなかったケーキを一緒に食べる事にした。結構うまいな。
いつの間にやら午後4時を過ぎていたのでそろそろ夕飯の買出し行かないとなーとか考え出した。
「折角だから4人で行きましょうか」との雪菜さんの一言で何故かこの4人で買出しに行く事に。
買い物中に小母様方から「若いっていいわねぇ」と言われるも、何か半分パシリみたいな扱いなので非常に不本意だ。
そんなこんなで買い物を終え、マンション近くでチワワに遭遇したが、ここはさすがの葵さんがいるわけで難なく通過できた。
ついでに言っておくと荷物は全部で4袋…全て僕が持たされてたりする…椿さん持ってよ。
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雪月花
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