食材の買出しというわけで、僕が調理するため、籠を持って先頭と歩いてます。
2人の先輩はジャージ姿なので、微妙にからまれた少年っぽく見られてる気がします。
ちょっと初心に帰ってみました。
色々籠に入れながら会話をしていた。
先日の失敗したビーフシチューはどうやら葵さんが原因らしい。
ついでにサラダは茜さんが作ったらしく、雪菜さんは指示出ししていたのだという…料理で指示出しって何だよ!?
誠さんは…会社で言う次期社長の立場、つま次期店長なのでたまに店員さんに注意を促してたりする。
「で、今日は何作ってくれるんだ?」
明らかに期待した目だね、こりゃ。
「んー、シンプルにカレーでもしましょうか。人数も多いですし」
「カレーかー」
これといった反応がなかったのにちょっと残念。
別段問題なく買い物を終え、チワワには遭遇せずに部室に戻ると調理開始してもいい時間かなーって感じだった。
〜調理中〜
「僕は熱血料理人裕!
料理こそが僕を燃え立たせてくれんだ!
このフライパンの音!(ジュージュー)
これこそ僕の生きる道ー」
最後の方棒読みだ、飽きたのか?
「って、何だよ?」
与一に問いただす。
「いや、こんな風に思ってんじゃねーかなってよ」
「んなわけないだろ、それに今日フライパン使ってねーし」
「あ、そっか?んじゃ、原稿書き直しとかないと…今日飯何?」
「原稿って何だよ、今日はカレーだよ」
「やったぜー!」
無邪気にはしゃいでるけど顔に落書き残ったままだぞ、与一。
「あ、声には出さなかったけど最後にちゃんとby与一!って書いてあるから安心しろ」
殴りたい衝動に駆られたけど、調理中のため花に任せる事にした。
「花ー、与一が苛めるよー」
これで十分かなと思い調理に集中する。
「何だとー!」
花が与一の顔面にドロップキックとかまし、倒れた与一の顔面を何度も何度も踏みつける。
「うわ、お前やめ…痛い!痛い!痛いって!いた…あ、パ○ツ見え…」
相手が花なので大して羨ましいとは思わず与一の最期を見届け…いや聞届けた。
「できましたよー」と、2日目とは思えない慣れた口ぶりで皆を呼ぶ。
誰一人として工作部らしい事はしておらず、皆すぐに反応して卓袱台に着いた。与一含む。
普段からめんどくさいのでエプロンはつけていない。
カレーとヨーグルトサラダを一人で並べ終え端の方の席に座った。
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雪月花
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