茜さんと与一は相変わらず格ゲーで盛り上がってる。
「うおっしゃー!39連コンボたっせーい!」
って、普通じゃありえないコンボ数を決めて喜ぶ与一に対し、大技で一発逆転を繰り返す茜さん。どうやら実力は互角に近いらしい。
ついでに誠さんは読書開始、普段の気さくな様子よりこういう物静かな雰囲気が似合うのは眼鏡のせいだろうか?
何故か専属料理人になってしまったことは置いといて(というか忘れたい)、フェンス前での会話を思い出し、 「そういえばお久しぶりってどういう事なんですか?」
気になったので聞いてみた。
「そのまんまの意味よ。花ちゃんとあと一人女の子がいたよね?裕君と2人が3人でよく遊んでるのを見たことがあるのよ」
「そうそう、裕ちゃんが頭から流血して気を失いかけた時介抱してくれたのが1歳上だった雪菜さんなの」
さも他人事のように言うけど犯人は花なんだよな。
それより幼稚園児で介抱の術を知ってるって結構スーパー園児だったんじゃないか?って疑問は無視されそうなので言わないで置いた。
「いつも3人でいて羨ましかったわ…」
「えへへ」
何故か嬉しそうな花。
「ちょうどいい玩具があって…」
「僕は玩具扱いですか!」
確かに花と美月には遊ばれてる感じがしたけど、居心地は悪くなかったから玩具扱いされてるとは思いもしなかった。
客観的に見たら僕は玩具だったんだな…と悲しい過去を思い出す。
「もう一人の女の子…美月ちゃんだったかしら?あの子はもう…?」
何か死んだ事にされてる美月を弁護するべく口を開いた。
「いえ、あいつは前いたとこで元気にやってますよ。2学期からこっちに来る予定なんです」
「そんなこと言ってたね、2学期が楽しみだなぁ〜」
「まだ1学期が始まったばかりなんだから1学期も楽しんでみましょうね」
「はーい」
そういえば、学校に来るのは2学期からって言ってたけど、実際に越して来るのは7月だって言ってたな。
「ついでに言うと、昨日久しぶりに花に会ったんですよ」
「そうそう、これは運命だね!」
わけのわからん事を言うなと言いかけたが…
「それじゃあ、私と会ったのも運命ね!」と無駄にノリのいい雪菜さん。
そんな3人の会話をニコニコと聞いていた葵さんが、
「じゃあ、ついでに私も運命って事でいいですかぁ?」
ついでって何だよ!と心の中で突っ込みを入れる。
何かもうめんどくさくなったので「好きにして下さい」と答えておいた。
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